パリの貸しスタジオはそんなに多くなくリンドバーグ、トスカーニと言ったメジャーなファッション誌の仕事をするカメラマンのほとんどがPin Up Studioを使っていた。たまたまその日僕が着いていたミッシェル・ベルトンもそのスタジオで仕事をしていて、キース・リチャードと言うことは誰もが知っていた。スタジオ入りの時間が近づくとみんな仕事をやめてリンドバーグが使っているスタジオのまで彼を待ち受けていた。キースがスタジオに入った後もトイレに出て来るのではないかとみんな仕事そっちのけでそのスタジオの前で待っていた。出てきたのはキース・リチャードではなくZIGEN・Takashiだった。「五味さん、ジャックダニエル売っている酒屋しらない?」と聞かれた。知っているわけがない。パリではジョニウォーカーでたまにしか見ないのにバーボンウィスキーのジャックダニエルなんて見た事がない。結局見つからず。写真の右端に写っているのはジンビームだ。キースファンなら
誰でも気がつきますよね、、、。

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